5.龍
作詞:天野月子
作曲:天野月子
眸を閉じて
見たくないものなど見なくていいから
言い聞かせて心を削ぎ落とした
眸を閉じて
鋭くなる躰で両脚で
この手に馴染む武器を集めた
しあわせという名のパズルの絵柄は
あなたの型を失って崩れ落ちた
忘れてしまえと
忘れてしまえと
幾つ想いを馳せても
散りゆく流星を貫いて願い果たせぬ
海底に沈む真珠になれずに
浮き上がるこの想いは
躓く足下を漂って
きらきらひかる
日は昇る
幾千の涙を痛みを知らずに
わたしは灰の海を泳いだ
宿命は閑かにふわりと近づき
あなたはひとり燃え尽きて天に消えた
噛み砕きなさい
呑み込みなさいと
何度口を塞いでも
唇 灼け爛れて通らず 戻し続けた
雷を落とし雨雲を裂いて
あなたの元へ運んで
躓く現実を彷徨って足掻いてた
龍よ 舞い戻り 大地へ誘い 罅割れたわたしを元に戻せ
龍よ 古の泉へ誘い 枯れたわたしの瞼を戻して
(×2)
目を醒ませ
わたしの獣
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